AutoForm-PhaseChange Plug-In

AutoForm-PhaseChange Plug-InをAutoForm-Thermo Plug-Inと組み合わせることで、超高強度鋼材の熱間プレス成形工程を現実的にシミュレーションできます。自動車業界において衝突安全レベルの向上と軽量化の要件を満たすために、熱間プレス成形工程は非常に重要です。このプラグインを使って、スプリングバックを最小限に抑えた高強度で複雑な形状の部品を、短時間、低コストでエンジニアリングできます。

AutoForm-PhaseChange Plug-Inは、直接および間接熱間プレス成形、およびそれらに続くクエンチングおよび冷却工程をサポートします。この革新的なソフトウェアは、クエンチングと冷却後の熱変形の間の相変態を考慮します。さらに、AutoForm-PhaseChange Plug-Inを使って、板厚分布、ひずみ-応力分布などの最終部品特性、さらにはオーステナイト、フェライト、パーライト、ベイナイトおよびマルテンサイト、および結果としての硬さ分布を含む異なる材料フェーズの分布および局部の割合を計算できます。

AutoForm-PhaseChange Plug-Inによって、熱間プレス成形部品に対する相変態の影響と、その機械特性の効率的な制御について、より深い理解が得られます。またテーラード・テンパリング工程のシミュレーションを行うことで、目標とする局部強度特性を備えたプレス部品をエンジニアリングすることも可能です。AutoForm-PhaseChange Plug-Inの解析結果に基づき、熱間プレス成形部品の現実的な強度分布を考慮することで、衝突解析の精度が向上します。

利点

  • 熱間プレス成形およびクエンチング工程の現実的なシミュレーション
  • スプリングバックの影響を抑制した複雑な形状の部品成形
  • ターゲット局部強度特性を満たしたプレス成形部品
  • 衝突解析の精度向上

主な機能

  • 直接および間接熱間プレス成形工程の迅速なシミュレーション
  • 相に依存する材料特性を考慮した完全な熱-機械連成シミュレーション
  • クエンチング中の相変態および冷却後の熱変形
  • テーラード・テンパリング工程のサポート
  • 板厚分布、ひずみ-応力分布、および異なる材料フェーズの分布および割合とその結果の硬さを含む最終部品特性のグラフィック表示

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パンフレット
[PDF – 705 KB]