プレスリリース

シューラー社とオートフォーム社、デジタル化による生産性向上を掲げた業務提携を発表

当該業界で世界市場を主導するシューラー社とオートフォーム社は、オートフォーム社のDigital Twinとシューラー社によるDigital Suiteの技術力を結集させるべく業務提携を発表しました。両社が有する技術やノウハウを共有し、プレス金型工場向けの新たなデジタル・ソリューションの共同開発を行います。この新たなソリューションによって「バーチャル世界」と「現実世界」、つまりシミュレーションで検討する生産条件と実際の生産現場の差異が解消され、生産性向上が一層促進されることを目標としています。

安定性の高いプレス成形工程を効率的に設計・検証できるオートフォーム社のFEMシミュレーション技術と、プレスの生産現場で収集するセンサーデータを組み合わせることで、プレス部品一枚一枚に対する最適な制御パラメータを割り当てることが可能となります。オートフォーム社のソフトウェアで制御パラメータを算出し、それをシューラー社のソフトウェアへ転送します。これにより全方位からプレスの調整を行うことで、最適にコントロールされたプレスの生産プロセスを実現します。

最先端のインダストリー4.0戦略を採用し、広範囲におよぶエンジニアリング業務のノウハウを有効活用した新しいソリューションは、金型工場のさらなる効率化を促進します。プレスメーカーや自動車部品メーカーがプレスラインをリアルタイムで制御することが可能になるため、生産工程中に不具合が生じない「ゼロ・エラー生産」の実現に向けた大きな前進となります。

シューラー・グループCEOのドメニコ・イアコベリ氏は、以下のように述べています。「オートフォーム社と業務提携を開始でき嬉しく思います。オートフォーム社Digital Twinとシューラー社Digital Suiteの技術力を結集することで、エンジニアリング業務から金型工場の生産工程に至るまで、データをすべて統合できるようになります」またオートフォーム・グループCEOのオリビエ・レトートル氏は、以下のように述べています。「この統合ソリューションにより、ランプアップが最適かつ円滑に行えるようになるだけでなく、生産中の軌道修正もリアルタイムに行えるため、製品の品質担保、不稼働時間の削減、不良率の低減を実現できます」

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