プレスリリース

AutoForm Forming R12 – プレス成形工程のフィージビリティ評価および検証

プレス成形プロセスおよびBiWアセンブリ・プロセスのソフトウェア・ソリューションを提供する世界有数のサプライヤであるオートフォーム社は、最新のソフトウェア・バージョンAutoForm Forming R12を発表しました。このバージョンには、プレス成形プロセスチェーンの中でも、特にプレス成形工程のフィージビリティ評価や検証に有用な新機能や拡張機能が実装されています。

AutoForm Forming R12にはプレス成形工程のフィージビリティ評価を進化させる新たなオプションが実装されました。最新のメッシュ・リファインメント方策により、成形中および成形終了時のしわの深さ、サイズ、数をより現実的に予測することができます。また最大プレス荷重だけでなく、その分布も考慮することができます。そのためプレス機が金型を適切に閉じることができるかをより正確に把握でき、より円滑な部品生産が担保されます。さらにAutoForm Forming R12ではさまざまなソルバーの改良が行われており、16コアの並列計算を活用したシミュレーションの高速化や最大要素数の増加などによって、特に大型部品や非常に繊細な構造を有する部品にも十分に対応できます。他にもトライアウトで必須であるライブラリの拡張など、さまざまなTriboFormの機能強化が図られています。このようにAutoForm Forming R12の活用を通じて、工程のフィージビリティを迅速かつ簡単に評価できます。

AutoForm Forming R12は工程検証にも有用な新機能をお届けします。改良されたスムーズ・コントロールのオプションによってスプリングバック見込み補正が容易になり、スムーズ係数を調整することで必要な面品質を得ることができます。またAutoForm-DieDesignerPlusの機能強化を通じて、AutoForm環境下での高品質なサーフェス作成や見込み補正の利便性が高まり、工程検証がさらに有意義なものとなります。この最新リリースでは弾性金型のたわみ(オーバークラウニング)の見込み補正を行う新たなオプションも追加され、生産工程では、トライアウトの回数、不合格品、プレス機の不稼働時間を大幅に削減することが可能になります。

オートフォーム・グループCMOのマーカス・トマは、以下のように述べています。「AutoForm Forming R12には、プレス成形のプロセスチェーンにとって重要な多くの新機能や機能強化が実装されています。工程設計者はAutoForm Forming R12を使用することで、より優れた部品および工程設計、設計品質の向上、信頼性の高い長期的な設計性能を実現できます」

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